
税理士法人フェアコンサルティング(FCT)と出会ったきっかけや、
入社を決めた理由について教えてください。
FCTを知ったきっかけは、大学の教授の紹介でした。FCTの説明会に参加し、FCTの魅力や業界での評価について聞き、興味を持ったのでインターンシップに応募し、長期インターンシップとアルバイトとして働きはじめました。インターンシップとアルバイトの期間中、 上司や先輩方から親切なサポートを受け、この職場に早くなじむことができましたね。この温かい雰囲気の中で働くことができた経験から、FCTの一員として活躍したいと強く感じましたし、国際税務に強みがあり、さまざまな政府機関から信頼され、多くの業務を依頼されていることもあり入社を決めました。
他国の税務の課題に対してAIを導入することでサポートするというJICAプロジェクトに参加したことで、母国ベトナムの税務当局の考えやニーズを理解する貴重な機会を得ましたし、今後も国際的なプロジェクトに参加し、社会に貢献したいと考えています。また、移転価格税制などの国際税務にも興味があり、大学院で学んだ知識を活かしながら、さらに学びを深めていきたいと思っています。
仕事をするうえで、グループ会社とどのような連携を行っていますか。
Fair Consulting Group (FCG)は 日本に4つのオフィス、海外に30のオフィスがあります。FCTは国際税務コンサルティングを特徴としているため、仕事をするうえで海外のグループ会社と連携することが多いです。現地の税制に関して不明点は、現地のメンバーに問い合わせれば対応してもらえますし、FCTも現地のメンバーからの日本の税制に関する問い合わせに対応しています。
また、国際税務分野の業務の一つであるローカルファイルの作成にあたって、グループ会社の依頼によりFCTがベンチマーク分析やローカルファイルのレビューなどを行っています。FCTも他のグループ会社にローカルファイルのレビューや翻訳などの業務を依頼しています。グループ会社とさまざまな面で連携することで仕事がスムーズに進むだけでなく、他国の税制の知識を身につけることができます。

国内・海外出張はありますか。また出張ではどのようなことをしますか。
私は主に大阪のクライアントを担当しており、2か月に1回ほど大阪へ出張しています。出張の際には上司と一緒に顧客を訪問し、スポットの案件の納期には納品物について詳しく説明し、顧客の税務に関する悩みを聞きアドバイスを行っています。 クライアントの顔を直接見ながら話すことができるので、より親身になって相談にのれますし、信頼関係を築きやすいと感じます。
また、時には大阪を中心に近隣の都市を1週間ほどかけてまわることなどもあります。移動は大変ですが、多くのクライアントと会い、時には美味しい食事をご一緒することなども楽しみのひとつです。現在は主に上司がアドバイスを行っていますが、今後は自分が対応できるように、上司の指導やOJTで知識を身に付け経験を積んでいきたいと考えています。これらの活動を通じて、顧客との信頼関係を築き、より良いサービスを提供することを目指しています。
将来の目標を達成するために、今取り組んでいることは何ですか。
日本の税理士になることが今の私の目標で、現在は税理士資格取得を目指して簿記論と財務諸表論を勉強しています。実務面では、 FCTや国際税務研究会等が行うセミナーや勉強会に積極的に参加し、最新の知識を習得しています。また、クライアントからベトナムの税制についての問い合わせがあるため、迅速に対応できるようにベトナム税制の講座も受講しています。これらの取り組みを通じて、専門知識を深め、実務経験を積むことで、将来の目標である税理士資格の取得に向けて着実に前進しています。将来的にはベトナムの税理士資格も取得し、ベトナムの企業のサポートも行っていきたいと考えています。税務の世界で、日本とベトナムの架け橋になれたらいいなと思っています。