グローバル・トレーディング(Global trading)

顧客の注文に応じ又は自己勘定で行う有価証券、金利、通貨及び商品等の取引、デリバティブ取引またはその他の金融取引であって、一つの取引の遂行に当たって、トレーディング*、マーケティング**又はその他の機能を要し、これらの機能が複数の課税管轄に分散され、これらの分散された機能が相互に連関・総合されて遂行されるものをいう。「日本の移転価格税制の執行・理論と実務」(山川博樹著)では、「グローバル・トレーディングとは、一般に株式、公社債等現物ほか、先物、オプション、スワップ等の金融派生商品を、世界的規模で、顧客の注文に応じ又は自己勘定で、地理的、時間的制約を超えて24時間体制で取引する事業を言う」とされ、また、OECDの定義では、「全世界又は24時間市場で金融商品に対する顧客の注文を実行する金融機関の能力に注目した広範な用語」とされている。

市場における相場のその他の指標に係る変動、市場間の格差等を利用して利益を得る目的で自己の計算において行う取引又は当該目的で行う取引により生じる損失を減少させる目的で自己の計算において行う取引

顧客を相手方として行う有価証券等取引、デリバティブ取引又はその他の金融取引を行うための販売活動

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