残余利益分析(Residual analysis)

残余利益分割法に用いられる分析。

第一段階では、それぞれの取引参加者は、その参加する取引につき基本的な収益を得るべく十分な利益を配分される。この基本的利益は、独立企業による類似の取引において得られる市場利益を参考にして決定される。したがって、この基本的利益は、一般に、取引参加者が所有するユニークで高付加価値の資産(重要な無形資産)によってもたらされる収益ではない。第二段階では、第一段階における配分後に残余利益(又は損失)がある場合、その残余利益が独立企業間であれば分割されたであろう方法を示唆すると思われる事実及び状況の分析に基づき、関係当事者間に配分されることとなる。(OECD移転価格ガイドライン用語集に掲載)

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